お疲れさまです、ネネです!
「親が高齢になり、介護が必要になってきた」「できるだけ家でお世話をしてあげたい」という思いがありながらも、『在宅介護って、実際どんな生活になるの?』と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
親の介護がこれから自分の生活にどう関わってくるのか、なかなか具体的にはイメージしにくいですよね。
今回は、これから在宅介護を始める人に向けて、「家で介護をするって、実際はこんな感じ」という全体像を、できるだけわかりやすくお届けします。

この記事は、次のような人におすすめ◎
- 家で介護をするイメージがつかない人
- 「介護って大変そう」と思っている人
- 施設には預けたくないけど、家での介護に不安がある人
- 在宅介護を始める前に、全体像を知っておきたい人
在宅介護は、それぞれの家庭に合った方法を見つけることが大切です。
少しでも不安を減らせるよう、具体的なイメージを一緒につかんでいきましょう。
在宅介護は「24時間家にいる」生活ではない

『在宅介護』と聞くと、親に付きっきりの生活を想像してしまいませんか?
24時間ずっと家にいて、目を離さずにお世話をしなければならない…。そんなイメージをもつ方も多いかもしれません。
でも、安心してください!
「家で介護をする=すべてを家族だけでやる」というわけではありません。
たとえば、デイサービスのように日中を施設で過ごせる「通所サービス」や、訪問介護のように自宅に来てサポートしてくれる「訪問サービス」があります。
その間、仕事に行ったり、用事を済ませたり、ひと息つく時間をもつこともできるのです。
では、具体的にどのようなサービスを利用できるのか?を解説していきます。
在宅介護で利用できるサービス

在宅介護で利用できるサービスはたくさんありますが、大きく分けて次の3つに分類されます。
状況に合わせて、さまざまなサービスを組み合わせて利用できます。
ここでは、それぞれの代表的なサービスを簡単にご紹介していきます。
通所サービス
どこかの施設に通い、日中をそこで過ごすのが「通所サービス」です。
- デイサービス(通所介護)
- デイケア(通所リハビリ)
施設に出向き、半日~1日を集団で過ごします。
介護職員による支援(食事・入浴・レクリエーション・リハビリなど)を受けることができます。
プロによる介護支援を受けながら、ほかの利用者との交流の場にもなるので、家にこもりがちな高齢者にとってはいい刺激になることが多いです。

子どもでいう『一時保育』のようなイメージです。
送迎サービスもついているので、家族の負担もありませんよ。
訪問サービス
支援者が自宅に来てくれるのが「訪問サービス」です。
- 訪問介護(ヘルパー)
- 訪問看護
- 訪問リハビリ
家にいながら、介護・看護・リハビリなどのサービスを受けることができます。
家事のサポートや入浴介助など、自分が生活している家でお世話をしてもらえるので、安心感が違います。
寝たきりなどで外出が難しい方でも、自宅で必要なサポートを受けられるのが大きな特徴です。

家族が不在でもOK!
仕事に行っている間の安否確認にもなりますよ。
その他のサービス
このほかにも、在宅介護を支えるサービスはいくつもあります。
- 福祉用具のレンタル
- ショートステイ(短期間だけ施設に泊まれる)
- 介護タクシー
福祉用具のレンタルについては後からも詳しく解説しますが、バリアフリーではない自宅でも快適に過ごすために役立ちます。
また、たとえば「家族の旅行にどうしても連れていけない…」「介護疲れで1人の時間がほしいかも…」といった場合に、ショートステイを利用して”一時的に施設に預ける”という使い方ができます。

最初からすべてを把握しておく必要はありませんが、「こんな選択肢があるんだな~」くらいに知っておくだけでも、肩の荷がおりますよ。
どのサービスも、本人・家族ともに笑顔で過ごすためのものです。
決して甘えなんかではなく、介護を続けていくために頼るべきサービスなのです。
自宅の環境は、後から少しずつ整えていける

「家は狭いし、手すりもないし、普通の布団しかないし、介護できる環境ではないな…」という理由で、在宅介護に不安をお持ちではありませんか?
結論から言うと、環境は後からでも整えられます。
在宅介護は「完璧な準備が整ってから始めるもの」ではなく、必要になったタイミングで、少しずつ整えていけば大丈夫です。
その時々の「困った」に合わせて、必要なものを足していくイメージです。
そして、環境を整えるためのサービス・支援として、次のようなものがあります。
- 福祉用具レンタル
- 住宅改修工事
それぞれ簡単に解説します。
福祉用具レンタル
「福祉用具」とは、生活の補助になるような、介護に特化した道具のことです。
多くの場合、業者からレンタルしたものを自宅で使い、介護しやすい環境を整えます。
- 車いす
- 介護ベッド
- 移動用リフト
- 手すり・スロープ(工事なしのもの)
- 歩行器・杖
レンタルはいつでも返却・交換ができるので、本人の状態に合わせて柔軟に選べることが特徴です。
金銭面の話をすると、福祉用具レンタルは介護保険適応になるので、「一括で何十万もかかる」ようなことはありません。

車いすであれば月々500円前後、介護ベッドであれば月々1,000~1,500円前後という費用感です(1割負担の場合の目安)。
住宅改修
介護保険の「住宅改修」とは、小規模なバリアフリー改修を行う際に、費用の一部が支給される制度です。原則、一人につき生涯20万円まで助成されます。
- 手すりの取り付け
(廊下、階段、便所、浴室、玄関など) - 段差の解消
(部屋、廊下、浴室、玄関などの段差やスロープ設置) - 床材の変更
(畳からフローリング、畳からビニール床材など) - 扉の取替え
(開き戸から引き戸、折り戸への変更、ドアの撤去) - 便器の取替え
(和式から洋式) - その他上記に付帯して必要な工事
(壁の補強、排水口の変更など)
こういった制度を活用しながら、家の環境を整えていくことができますよ。
「どこを直せばいいの?」「今の状態で本当に必要なの?」といった迷いがある場合は、ケアマネジャーや支援者(訪問スタッフなど)に相談してみるといいでしょう。
コーディネートしてくれる”ケアマネジャー”がいる

「いろんなサービスがあることは分かったけど、どう組み合わせたらいいの?」という疑問をお持ちではないですか?
ここで取りまとめてくれるのが、”介護の総監督”であるケアマネジャーです。
あなたの家庭全体を見ながら、「今の本人に必要なサービス」をコーディネートしてくれるのが、担当ケアマネジャーです。

ちょっとした相談や愚痴も聞いてくれるはずです。
抱え込まずに、お気軽に話してみてください!
在宅介護の3つのパターン

「在宅介護=家で最期まで看る」と思われがちですが、実際には家庭によって”迎える最期”の選び方はさまざまです。
途中で選択を変えることも、決して珍しくありません。
パターン①:自宅でお看取りする
「住み慣れた家で過ごしたい」という本人の希望を大切にした選択です。
訪問診療・訪問看護を利用しながら最低限の医療は受けつつ、でも積極的な治療はしない。
パターン②:途中で施設に入所し、最期を迎える
自宅で介護をしていたけれど、介護負担の限界もあり、施設に入所する選択もあります。
介護はプロに任せることで、家族は「家族」に戻れる安心感があります。
パターン③:途中で入院し、最期を迎える
急変や病状悪化で、医療体制が整っている病院で過ごしてほしいという選択です。
少しでも回復してほしいという思いから、24時間体制の医療がある安心感があります。

どれを選んでも、「正解・不正解」はありません。
選択肢を知っておくことで、安心して介護ができますよ。
まとめ:在宅介護はいろんな形があっていい
今回は在宅介護のイメージがしやすいよう、全体像を解説してきました。
- 在宅介護は「24時間つきっきり」「家族だけで頑張るもの」ではない
- 「通所」「訪問」などの頼れる介護保険サービスがある
- 自宅環境は、はじめから整っていなくてもいい
- 困ったときはケアマネジャーに相談する
- 在宅介護の最期はワンパターンではない
在宅介護は思っているよりも柔軟で、頼れるサービスや制度もたくさんあります。
本記事を参考に、在宅介護の不安を少しずつ減らし、ご家族にとって無理のない形を話し合うきっかけにしていただけたら嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
